06/27 18:41
【ソウル27日共同】韓国SBSラジオの昼番組で27日、女性ディスクジョッキーがワールドカップ(W杯)準決勝で韓国に勝ったドイツの選手について「ドーピング(薬物使用)が発覚し、失格になった」といううわさ話を口にしたところ、デパートの店内放送でで聴いた買い物客ら全国の市民が「韓国が決勝に行ける」と思い込み、あちこちで大歓声を上げる“騒ぎ"になった。
通信社の聯合ニュースが伝えた。
国際サッカー連盟(FIFA)によると、現時点でドーピングの事例は見つかっておらず、司会者の話はまったくのでたらめ。
しかし、W杯韓国組織委員会(KOWOC)などに市民やメディアからの問い合わせが殺到。
このディスクジョッキーが放送で「後輩が携帯メールで送ってきた話を確認せずにしゃべってしまった」と早とちりを認めて謝罪、ようやく一件落着となった。
韓国ではインターネットで新聞記事の体裁を取ったW杯に関わる偽情報が氾濫(はんらん)。
この女性がしゃべったのと同内容や、韓国がイタリアやスペインを破ってベスト4に進出した裏に「審判買収があったことが確認され、外国通信社が報じた」という「英文記事」も広がっている。
こうした偽の「記事」を真に受ける市民もおり、サッカー関係者は頭を痛めている。
記事一覧