06/27 14:19

ワールドカップ(W杯)で全大会に出場して優勝4度のブラジルと、15度出場で優勝3度のドイツの両雄のW杯での対戦がついに実現する。
それも決勝という最高の舞台で。
ともに何度となく決勝へ進みながら対戦がなく、W杯最大の不思議とまでいわれていたが、両国はこれまで親善試合などで17回対戦している。
1963年5月にブラジルがアウエーで西ドイツ(当時)を2-1で破って始まった南米と欧州の強国の対決。
81年1月にW杯開催50周年記念してウルグアイのモンテビデオで行われたコパ・デ・オロ、93年6月の米国ワシントン、99年7月にメキシコで開催されたコンフェデレーションズ・カップの3試合以外は、互いの国を行き来して対戦。
ブラジルはホームで負けなしで、敵地での試合でも5度勝っている。
通算成績ではブラジルが10勝4分け3敗と大きくリードし現在2連勝中。
一番最近の対戦は99年のコンフェデ杯1次リーグで、ブラジルが4-0と圧勝した。
この直前のコパ・アメリカ(南米選手権)で、ブラジルはロナウド、リバウドの活躍で連覇を達成。
若手中心のコンフェデ杯は決勝でメキシコに敗れたが、19歳の新星ロナウジーニョが6ゴールで得点王になるなど02年W杯へ明るい未来が開かれていた時期で、超大国の看板に陰りの出ていたドイツとは対照的だった。
前回対戦したときのメンバーで今も残るヌビル、リンケらのドイツが雪辱を果たすか。
迎え撃つブラジルは準決勝出場停止だった3人目の「R」ロナウジーニョが戻ってくる。

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