06/27 13:51
【カルガリー(カナダ)26日共同】ドイツのシュレーダー首相が30日に横浜市で行われるサッカー・ワールドカップ(W杯)のドイツ対ブラジルの決勝戦を見るため、日本の政府専用機に小泉純一郎首相と同乗して来日することが決まった。
政府専用機に外国の首脳が乗るのは初めてとなる。
安倍晋三官房副長官が26日夜(日本時間27日午後)、カルガリー市内で記者団に語った。
カナダのカナナスキスで開かれている主要国首脳会議(サミット)に出席しているシュレーダー首相が同日午前の首脳会合の際、小泉首相に政府専用機への同乗を依頼、小泉首相が快諾して決まった。
政府専用機にはシュレーダー首相ら計5人が乗り込む。
政府専用機内では、日独両首脳のくつろいだ会談が実現する見通しだ。
シュレーダー首相はドイツが決勝戦進出を決めた直後に日本訪問を希望。
ドイツの政府専用機は、サミット終了後に随行員らを乗せてドイツに帰国するため、商用機を探したが、座席を確保できず、各国首脳から「小泉首相に乗せてもらえばいい」との声が上がっていた。
これに関連して福田康夫官房長官は27日午前の記者会見で「友好親善を考え、ドイツ側が危機管理上問題ないということなら応じてよい。
受け入れる方向で検討している」と述べた。
シュレーダー首相は決勝戦前日の29日の来日となる。
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