06/27 17:57

ブラジルと並ぶ最多の4度目の優勝を狙うドイツは、中盤の底で攻守に絡む28歳のハマンが鍵を握っている。
189センチ、76キロのスマートな長身と冷静沈着なプレースタイルが、「皇帝」ベッケンバウアーをほうふつとさせる。
これまでは守備的で地味な役回りが多かったが、ブラジル戦は司令塔バラックが累積警告で出場停止のため、中盤で重責を担うことになる。
「ブラジルはピッチを広く使って攻撃力を生かす。
組織的に守って対抗したい」と、虎視眈々(こしたんたん)と勝機を狙う。
前回フランス大会の後から、イングランド・プレミアリーグでプレーし、欧州随一のスピードや当たりの強さに対応するすべを身につけた。
ピンチを未然に防ぎ、機を見て、攻撃にも参加する。
韓国との準決勝では、幅広く動き回って、韓国の攻撃の芽を摘んだ。
◎ドイツ(2)一昨年の欧州選手権で1次リーグ敗退し、「史上最弱」と酷評されたチームの中心選手だ。
「人生最大のショックだった。
今大会で雪辱しなければならない」と意気込む。
昨季は所属するリバプールで欧州連盟(UEFA)カップ、イングランド協会(FA)カップ、リーグ・カップの3冠を達成し、名門クラブ復活に貢献した。
同じように、7度目のW杯決勝進出を遂げたサッカー大国を復活させることができるか。
(ソウル共同)
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