06/29 10:33
【大邱(韓国)29日共同】サッカーのワールドカップ(W杯)で韓国代表が活躍したのを受け、一度頓挫していた韓国・大邱市でのプロサッカーチーム創設の動きが復活した。
市は市民のサッカー熱が冷めないうちに案を発表したい考え。
市は昨年秋、W杯開催地としてプロチームがないのはおかしいとして、市などが出資してチームを創設する案を市議会に提出。
しかし、議会は集客力や採算性に問題があるとして、1票差で同案を否決、計画は白紙に戻った。
そこに予想をはるかに上回る韓国代表の活躍と、国民全体の熱気。
市民のサッカー熱がこれまでになく高まったとして市は再び創設を計画し、現在、具体案を詰めている。
政府が、これまでプロチームのなかった大邱や光州、ソウルなどでのチーム創設をバックアップする姿勢を示しており、市の動きを加速させている。
大邱市関係者は「市民のほとんどが支持してくれるはず」と楽観的だが、一部市民からは「サッカーへの関心は国家代表チームに向いており、それがプロチームに結びつくかどうかは疑問」との声も出ている。
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