06/29 11:48
【大邱(韓国)29日共同】祝祭気分で締めくくろう--。
サッカーのワールドカップ(W杯)の3位決定戦韓国-トルコ戦の舞台となる大邱総合競技場周辺には29日早朝から韓国のチームカラー赤のTシャツを着たサポーターら数百人が集まった。
このカードは、韓国での最終戦。
相手も韓国の友好国トルコであるため、勝敗にこだわらず友好的に終えようとの雰囲気が市内には漂っている。
トルコは朝鮮戦争時、国連軍に派兵し韓国軍とともに戦ったため、今でも両国の関係は深い。
競技場周辺のフェンスには「ありがとうトルコ、好きですトルコ」と書かれた垂れ幕も。
地元の女子大生(21)は「もちろん韓国チームを応援するけど、トルコは友好国なのでトルコ代表にも拍手を送るつもり」と少し複雑な表情だ。
大邱市内5カ所に準備された街頭応援用の広場には、全国からサポーターら計約30万人が集まる見込みだが、準決勝や準々決勝の時と比べると、出足はいまひとつ。
それでも市役所前の公園に早朝から駆け付けた大学生(23)は「勝ち負けにはこだわらないが、最後の試合なので悔いのないよう、全力を尽くしてほしい」と韓国代表にエールを送った。
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