06/29 20:32
在日韓国・朝鮮人(コリアン)の多い大阪では29日、韓国出場のW杯3位決定戦を多くのコリアンがテレビ観戦し、最後の応援に声を振り絞った。
住民の4人に1人がコリアンの大阪市生野区にある通称コリアタウンでは、時折雨も降る中、中継のスクリーンが設置された寺の境内のホールに約300人が集まり、すっかりおなじみになった「テーハンミングク(大韓民国)」コール。
開始早々からの点の取り合いに、悲鳴や、拍手と歓声が激しく交錯した。
コリアタウンでは韓国戦のたびに韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、日本の国籍を超え、街を挙げて大声援を送ってきた。
南北間で銃撃戦が起きたが、この日も大阪朝鮮高級学校(東大阪市)のサッカー部員が駆け付け、「南北合同応援」を繰り広げた。
主催者の1人で在日2世のキムチ店経営李容柱さん(39)は「これまでの試合で見せてきた集中力と精神力があれば大丈夫。
より多くの人の記憶にとどめるためにも、勝って3位に入ってほしい」と期待した。
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