06/29 18:04
史上最多5度目の優勝を狙うブラジル代表。
決勝で鍵を握るのは、絶好調のリバウドの働きぶりだ。
今大会のブラジルの特徴は攻撃力の高さ。
特にロナウド、ロナウジーニョと組む「3R」はチーム総得点16点のうち13点を挙げているが、その中でも1次リーグ初戦から5試合連続得点をマークしたリバウドの貢献度は高い。
中盤では得意のドリブルでチャンスを広げている。
ボールを受けると、巧みな足技で2人ぐらいは軽くかわしてしまう。
準決勝のトルコ戦でも、再三相手を置き去りにした。
左足の正確なパスも健在で、逆サイドへの大きな展開や、ゴール前へのセンタリングで威力を発揮している。
さらにベルギー戦の先制ゴールのように、前線に駆け上がれば、持ち前の得点感覚を発揮する。
ドイツの強力守備陣も苦労するのは間違いないだろう。
1986年メキシコ大会のブラジル代表で、現在テレビの解説者を務めるカーザグランジ氏も「3Rは3人ともすごいが、今大会のMVP(ゴールデン・ボール賞)はリバウド」と高く評価する。
リバウドは「ドイツは強敵だが、特別に変えるべきことはない。
今の調子を保って、いつも通りのプレーをしたい」と自信満々。
「早く試合をしたい」と準優勝に終わった4年前の雪辱の機会を待ちわびている。
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