06/29 23:24
ベスト4入りした韓国の選手がまぶしく映り、サポーターの躍動ぶりがうらやましく感じられた今大会。
このエネルギーが2006年まで絶えることなく、燃えたぎることを予感させたのが、右サイドの新鋭MF宋鍾国のプレーだった。
スピードに乗ったドリブル、正確なクロスに非凡さを感じるが、最大の武器は体を張ったハードタックルだろう。
29日現在、FIFAが発表した統計では、出場全選手中でナンバーワンの52タックルを記録している。
韓国選手で全7試合、計687分間すべて出場したのは宋とGKの李雲在だけ。
それだけでもヒディンク監督の信頼の高さ、身体の頑強さがうかがえる。
さらに、3位決定戦では後半ロスタイムに得点を挙げ、勝負への執念を見せつけた。
その宋の、得難い財産は23歳という若さだ。
韓国代表には宋と同世代の李天秀、薛☆鉉、朴智星、車ドゥリ、この日初出場を果たした崔兌旭ら若い芽がスクスクと育っている。
日本がこれまでと同様に韓国を「アジアのライバル」と言い続けることができるのか、少しだけ心配になった。
(注)☆=王へんの右に奇。
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