06/30 15:02
W杯期間中に日本をはじめ多くの出場国は、代表監督の後任探しに動きだした。
日本協会の大仁邦弥技術委員長は、「人選基準のリストアップは終わった」と話す。
早ければ7月下旬の発表を見据え、日本は2006年ドイツ大会に向けた次期監督の候補絞り込みを進める。
日本の監督は、金銭面などで厚遇が期待できるとあって、元横浜FC監督で現在は母国ドイツに戻っているリトバルスキー氏など各国の監督、コーチから売り込みが殺到している。
選考基準の項目は「国籍」「人間性」「実績」「指導力」など多岐にわたる。
ある技術委員は「相思相愛になるのは本当に難しい。
誰でも彼でも声をかけるわけにもいかないし…」と話す。
日本協会技術委員会は先ごろ、W杯での代表の戦いぶりを簡単に総括した。
詳細な分析リポートの提出は来月以降となるが、大仁技術委員長は「目標(1次リーグ突破)達成としては百点満点だが、まだ足りない部分も見える」と、決して満足はしていない。
技術委員の間では「次はW杯決勝トーナメントでも実績のある監督を推す」「人間的にも大人の監督がいい」などとの意見が交わされた。
次期代表監督の正式決定は、7月20日の日本協会新会長の選出以降となる。
トルシエ監督に任せたように、原則23歳以下の五輪代表と、フル代表を兼任させる方針だ。
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