06/30 23:28
ブラジルの主将カフー選手が黄金のトロフィーに口づけした。
天に向かって両手で高々と掲げる。
その瞬間、横浜国際総合競技場に割れるような大歓声が響きわたった。
スタジアムの屋根から、全国の小中学生らがこの日のために折った270万羽の折り鶴が舞い降りた。
トロフィーを順番に抱きしめる選手たちの周りには、銀の紙吹雪がきらきらと舞った。
得点王に輝いたロナウド選手も満面の笑み。
国旗をマントのように背負った選手たち。
「ブラジル、ブラジル」と叫び、跳びはね、いつまでも歓喜のウイニングランは終わらなかった。
表彰台には「王様」ペレ氏の姿も。
ユニホームと同じ黄色のひまわりの花を持った選手たちがペレ氏と抱き合い、世界一の喜びをかみしめた。
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