06/30 01:15

在日韓国・朝鮮人(コリアン)の多い大阪では29日、韓国出場のW杯3位決定戦を多くのコリアンがテレビ観戦、最後まであきらめないチームの健闘に沸き、応援に声をからして燃え尽きた。
住民の3割近くがコリアンの大阪市生野区にある通称コリアタウン。
観戦会が開かれた韓国寺院の2階大ホールに約350人が詰め掛け、会場に入りきれないほど。
点を取られて取り返し、また取られる展開に観衆は大興奮。
悲鳴と歓喜の絶叫が交互にこだました。
後半ロスタイムで2点目が決まると紙吹雪が舞った。
惜しくも負けたが、拍手はしばらくやむことがなかった。
主催者の1人で在日2世のキムチ店経営李容柱さん(39)は「負けたのは残念だけど、街がこれだけ一つになれたことに大きな意義がある。
代表にありがとうと言いたい」と、表情は満足感であふれた。
大阪市中央区の韓国総領事館でも、1点差に迫ると集まった約400人の韓国サポーターらが総立ちになり「オー・コリア」の大合唱。
敗戦にも意外に明るい表情でこぶしを突き上げ「ニッポン」「コリア」コールを繰り返した。
在日コリアンの会社員、李大慶さん(24)は「よう頑張った。
W杯を日韓共催でやれたことは本当に良かった」と笑顔で話した。

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