07/01 00:43
天皇、皇后両陛下は30日、横浜市の横浜国際総合競技場でW杯決勝戦を、韓国の金大中大統領夫妻らとロイヤルボックスに並んで観戦された。
両陛下のW杯観戦は初めて。
両陛下は競技場内のVIPラウンジで大統領夫妻と懇談。
天皇陛下は、黄海での南北銃撃戦で韓国側に死者が出たことに触れて「お気持ちをお察しします」と述べ、これに対し金大統領が謝意を表明した。
また大統領は、昨年末の記者会見で陛下が「(W杯で日韓両国の)理解と信頼感が深まることを願う」と期待感を表明したことについて「その通りになりました。
期待以上です」と話した。
陛下は「私もそう思います」「韓国の選手も大変いい試合をされましたね」などと韓国代表の活躍をたたえた。
両陛下は試合終了後に大会を振り返り「この経験が、日韓両国民の親善関係の増進に役立っていくことを期待します」と感想を公表した。
試合中、陛下と金大統領は時折言葉を交わし、皇后さまや大統領夫人も好プレーに拍手を送りながら一緒に観戦した。
表彰式では、立ち上がってブラジル選手に大きな拍手を送った。
ロイヤルボックスでは国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長、次期W杯開催国ドイツのラウ大統領夫妻、ヨルダンのアブドラ国王や、日本サッカー協会名誉総裁の高円宮ご夫妻、小泉純一郎首相らも顔をそろえた。
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