07/30 18:36
山本氏の指導歴は輝かしい。
1997年U-20(20歳以下)代表監督として世界ユース選手権で指揮を執り、ベスト8進出。
アトランタ五輪とシドニー五輪、そして先のワールドカップ(W杯)にも代表コーチとして携わった。
整然とした理論ときめ細やかな指示は、若い選手にも受け入れられやすい。
ユース時代から指導されたDF宮本(G大阪)は「常にゲームプランを頭に描いてプレーすることを教えられた。
今でもそれを最も意識している」と話す。
アテネ五輪を目指すU-21代表は、昨年の世界ユース選手権で決勝トーナメント進出を逃した。
前回大会で準優勝し、W杯でも中軸となった小野(フェイエノールト)稲本(フラム)中田浩(鹿島)らと比較され「谷間の世代」と言われている。
山本氏も「Jリーグで定位置を確保している選手が少ない」と懸念を口にした。
ただ、けが人など辞退者が相次いだことしのU-21トゥーロン国際大会で過去最高の3位に入った。
ある程度のレベルに達した選手の数は多い。
こうした“土壌"の中から、山本監督がどういう人材を見つけ、育てていくのか。
期待できる部分も大きい。
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