7月29日18時13分
時計問題で選手に不安 組織委が大会を総括

世界水泳選手権の組織委員会は最終日の29日、マリンメッセ福岡で会見し、古橋広之進会長(日本水連会長)は計時システムの混乱で「(選手らに)いくぶんの不安を与えたのは事実」と話したが、15万人以上が見込まれる入場者などから「わたしが経験した五輪や世界選手権と比べても、ひけをとらない大会」と総括した。
今大会では、タッチ板が正常に作動しないため、補助のビデオ判定を使った計時が多くあり、混乱を招いた。友池一寛事務総長も「選手やコーチらに混乱を生じさせ、大会のリズムを阻害したのは遺憾」と話し、計時を担当するセイコータイミングシステムのほか、仮設プールの影響があるかどうかを含めてヤマハにも調査を依頼したという。
今回のタイムが本当に正しいのか、多くのチーム関係者から疑問の声が上がっている。しかし、友池事務総長は組織委内で特別に調査する必要性を認めず、調査は関係する両社だけに任せる方針。仮設プールの解体作業は、30日に始まる予定だ。

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