7月29日20時53分
4人で組むのは最後

女子四百メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得したシドニー五輪の再現は、ならなかった。背泳ぎの中村真が最初から出遅れ、一度も上位争いができなかった。レース後、中村真は「4人が組むのは、これで最後」と何度も繰り返し、涙を流した。
中村真は競技を続けるが、同じ中大を卒業する自由形の源は、テレビ会社への就職が決まっており、バタフライの大西は26歳。大きな大会を終え、選手はそれぞれ人生の岐路に立っている。
大西は「みんなから、もう少しやれと言われる。オフに考えたい」と話し、源は「悔しい、という気持ちがある。まだ考えている」と、今後の競技について明確にしなかった。

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