7月29日21時24分
2人のホープずるずる後退 田淵、三木、メダルを逃す

男子四百メートル個人メドレー決勝で3位のタイムは、田渕の持つ日本記録と0秒10しか違わなかった。シドニー五輪の覇者、ドーラン(米国)もいなかった。日本勢にメダルのチャンスかと思われたが、2人のホープは、ずるずる後退していった。
田渕は、前半を抑え気味。平泳ぎから順位を上げ、4位でラスト100メートルの自由形に。しかし、体ひとつ以上の差は縮まらず、自己ベストから2秒以上も遅れた。 三木は、背泳ぎの150メートルのターンで1位に。しかし、ペースは遅く、次の平泳ぎでどんどん抜かれ、ベストから6秒以上も遅い惨敗だった。
田渕は、最終日が初のレース。体調管理が難しかった。「五輪では予選落ちしたので、決勝に残るのが目標だった。それは達成した」。三木は「メダルを取るチャンスだったのに、自分のレースができずに悔しい」。田渕は21歳、三木は18歳。この経験を、次の大舞台につなげたい。

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