● 09/27 23:27

【アテネ27日共同】アテネ・パラリンピック組織委員会は27日、パラリンピック観戦に向かう途中のバス事故による犠牲者に哀悼の意を示し、28日(日本時間29日未明)の閉会式は、アトラクションを取りやめて大幅に簡素化すると発表した。
国際パラリンピック委員会(IPC)によると、閉会式が当初の計画から大幅に簡素、縮小化されるのは初めてという。
17日に開幕した障害者スポーツの祭典は、異例の事態となった。
閉会式の内容は、選手団の行進、クレーブンIPC会長のあいさつ、次回開催都市の北京へのパラリンピック旗の引き渡し、聖火を消すことなど。
IPCの規定で実施が定められたものに簡素化される。
事故は27日朝、ギリシャ中部で発生。
高校生を乗せたバスがトラックと衝突し、生徒7人が死亡し、多数が負傷した。
ギリシャ文化省が一括購入した入場券を全国の学校に無料で配布し、観客を増やして大会を盛り上げようとした計画が、思わぬ悲劇につながってしまった。
各競技の会場では、ギリシャ国旗とパラリンピック旗が半旗で掲げられ、黙とうがささげられた。

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