08/27 21:59

アテネ五輪で銅メダルを獲得した野球の日本代表が27日午後、成田着の日航機で帰国し、記者会見した。
病気のため、アテネ行きを断念した長嶋茂雄監督は成田市内のホテルに出向き、会見前の選手らと面会。
選手全員と握手を交わし「ご苦労さん。
よく頑張ってくれた」と声をかけてねぎらったという。
日本は初めてプロ選手だけの「ドリームチーム」を編成したが、準決勝でオーストラリアに敗れ、優勝の目標は果たせなかった。
長嶋監督に代わって指揮を執った中畑清ヘッドコーチは「選手たちはいつもと違う難しさを感じたと思う。
金メダルに届かなかったが、体を張り、命を張って戦った結果ですと胸を張って言いたい」と語った。
松坂大輔投手(西武)は「4位だったシドニー五輪の雪辱は果たせた。
このチームで戦えたことはいい経験で、誇りです」と充実した表情を見せた。
選手は成田で解散したが、城島健司捕手(ダイエー)は西武ドームに直行し、ナイターで行われた西武戦に代打で出場した。
ほかの選手も所属球団に戻り、大詰めを迎えたペナントレースで再び敵味方に分かれて戦う。

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