08/28 22:44

【アテネ28日AP=共同】シンクロナイズドスイミングのチームで27日、米国が銅メダルを獲得した。
そのメンバーの中に交通事故で過失致死の罪を犯し、10月から刑務所に入らなければならない選手がいた。
タマラ・クロー(27)は昨年2月、交通事故で同乗していたボーイフレンドとその教え子を死に追いやり、ことし10月25日から収監されることが決まっている。
同選手は演技後、涙にくれ「すべての感情があふれ、まるで頭の中で迷路を走っているようだった」と話した。
飲酒運転の罪には問われなかったが、事故の数時間前まで飲酒をしていた。
禁固3カ月が言い渡されたが、刑の執行は五輪終了後まで延期されていた。
シンクロを「生き続けるための道だった」と話す彼女は華麗な舞でチームを引っ張った。
「この1年半はジェットコースターのようだった」。
表彰式後、鼻クリップをプールに投げた。
これが最後の五輪となることを示す儀式だった。

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