08/30 05:59

【アテネ29日共同】アテネ五輪の男子マラソンで29日、コースに乱入してトップのバンデルレイ・デリマ選手(ブラジル)をコース外に押し出した男は、アイルランド出身の50代後半の元司祭であることが同日分かった。
警察当局が明らかにした。
元司祭は、昨年のF1英国グランプリ(GP)でも、今回と同様にベレー帽と巻きスカートの格好でコース内に入り込み、禁固2月の有罪判決を受けた。
アテネ通信によると、テニスのウィンブルドン選手権でも、同様の乱入事件を起こしたことがあるという。
元司祭は調べに対し、「キリストの再臨に備えて(デリマ選手を)捕まえた」などと意味不明な供述をしているという。
警察は「精神的に重大な問題があるようだ」としている。
3位でゴールしたデリマ選手は「乱入がなければ、わたしが優勝していたかもしれない。
ひどく邪魔された」と語った。

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