チベット支持で国外退去 横断幕掲げた米英の4人
【北京6日共同】新華社は6日、北京市内で「チベットに自由を」との横断幕を掲げたチベット独立支持派の外国人4人に対し、同市警察当局が国外退去を命じたと伝えた。当局は指定された時間内に退去するよう命じ、2人は6日夜、残る2人は7日出国の予定という。
4人は英国人2人と米国人2人。6日早朝、北京五輪のメーン会場、国家体育場(愛称・鳥の巣)近くで「チベットに自由を」と書いた横断幕を掲げて拘束されていた。
一方、北京の天安門広場で6日、米国人3人が「イエスは主」と書いた横断幕を広げ、公安当局者に拘束された。3人が所属している米国のキリスト教系団体「キリスト教防衛連合」が明らかにした。3人は中国に言論、宗教の自由を認めるよう訴えるために天安門広場を訪問したという。
また北京市のホテルで同日、欧州系の男性が匿名で北京駐在の外国人記者を招き、チベット問題に関する上映会を開催。しかし、ホテル関係者が開始直後に現れ、中止を要求、記者らを解散させた。映像はチベットで行ったインタビューなどで、五輪や宗教の自由に関連して登場人物らが中国を批判する内容だった。
08月06日(水)22:56
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