遠い1点、うなだれる選手 勝利への思い届かず
【天津7日共同】1点が遠かった。天津五輪センター体育場で行われたサッカー男子日本代表の初戦は惜敗。試合終了のホイッスルに、うなだれる選手たち。家族ら約60人はスタンドで息子たちの姿を心配そうに見守り、「もっと走れ」と大声で励ましたが、勝利への思いは届かなかった。

本田拓也選手(23)の父一夫さん(55)は「息子が本当によくここまで来たと思う。しかも先発出場できるなんて」と感慨深げ。ただ「普段はもっとがんがん当たりにいくのに。初戦だから慎重にやっているのかな」とプレーを見ながら不満も漏らした。

「代表としての責任や応援してくれる人の思いなど、いろいろなものを背負って走り回っているのだと思う」。谷口博之選手(23)の母絹江さん(49)は両手を胸の前で組みながら息子の姿を追った。敗戦が決まると、「悔しいです」とひと言口にして肩を落とした。

08月07日(木)20:26
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