3度目の指導「仕方ない」 谷の黒星に日本の関係者
五輪3連覇を狙った柔道女子48キロ級の谷亮子(トヨタ自動車)が負けた準決勝の判定について、日本の関係者はおおむね「仕方ない」との認識を示した。
試合は谷とドゥミトルが2度ずつ指導を受けていた残り約30秒で、谷に3度目の指導が出され、これが致命傷となった。国際柔道連盟(IJF)の川口孝夫審判理事は「確かに双方が消極的だったが、ああいう展開に持ち込んだことが谷のミステーク。指導が出るなら両方だと高をくくっていたのかも」と指摘した。
ロサンゼルス五輪金メダリストの山下泰裕氏(東海大教授)も「確かに谷は組もうとしなかった」との感想。日本選手団の上村春樹総監督は「あのタイミング(の指導)はないんじゃないの、とは思うが、谷は安全策をとりすぎた。でも5大会連続メダルというのは、並じゃない」と苦笑いで労をねぎらっていた。(共同)
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