射撃で南北対決、秦とキム 僕らは競技を通じて親しい
【北京12日共同】北京五輪の射撃男子50メートルピストル決勝で12日、韓国の秦鍾午と北朝鮮のキム・ジョンスの両選手が白熱した金メダル争いを演じ、秦選手が0.2点差で優勝した。前回のアテネ五輪でも同種目でメダルを争った2人は表彰式後、互いの肩に手を回し、笑顔で写真撮影に応じる一幕もあった。

五輪開会式では韓国と北朝鮮の南北合同行進が実現せず、両国の緊張関係は続く。試合後の記者会見で欧州のメディアから次回の2012年ロンドン五輪で合同行進が実現する可能性を問われると、秦選手は「選手が望んだからといって実現するものではない。僕らは競技を通じてとても親しく、一緒にメダルを獲得できたことが重要だ」とコメント。キム選手は「選手の立場で偏見のある政治的な話をすべきではない」と表情を変えずに答えた。

08月12日(火)17:47
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