天仰ぎ、肩落とす スエマエ気持ち切り替え
【北京13日共同】相手の強打に必死に食らいついたが、あと一歩及ばなかった。バドミントン女子ダブルス準決勝で敗れた末綱聡子選手(27)と前田美順(みゆき)選手(22)。「第1ゲームを取っていれば…」。悔しさをにじませたが、日本勢初の銅メダルがかかる3位決定戦を見据え、気持ちを切り替えていた。
韓国ペアのシャトルが日本チームのコートにぽとりと落ちた。試合終了。前田選手は天を仰ぎ、末綱選手はがっくりと肩を落とした。
最長ラリーは107回を数える接戦。審判に対する韓国ペアの度重なる抗議にも、2人は互いに声を掛け合い集中力を保った。あと1点で第1ゲームを先取するまで追い込んだが逆転され、第2ゲームも流れを変えられなかった。
前田選手は「悔しい。チャンスはあった。第1ゲームを取っていれば、違った展開になったのに」と唇をかんだ。
会場では2回戦で敗れた小椋久美子、潮田玲子両選手らほかの代表選手たちも観戦。「1本」「頑張れ」と叫んだ。
3位決定戦は15日。「もう1回できる幸せを感じながら、感動を与えられる試合をしたい」と末綱選手。前田選手も「楽しんでやりたい」と前向きに語った。
08月13日(水)18:17
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