「わたしたちも負けない」 四川出身の中国テニスペア
【北京14日共同】被災地に朗報を送りたい-。13日の北京五輪テニス女子ダブルス2回戦で、四川大地震のあった中国四川省出身の晏紫選手(23)と鄭潔選手(25)はスイスのペアに勝利。14日未明となった記者会見で「被災者の方たちは困難に負けずに頑張っている。わたしたちも負けない」と準々決勝への意気込みを語った。
「地震があったから、五輪に臨む四川出身選手の気持ちはほかの選手とは違う」と鄭選手。晏選手は「四川省の人間は決してあきらめないというところを試合で見せたい」と力を込めた。準々決勝では第1シードの強敵スベトラーナ・クズネツォワ選手、ディナラ・サフィナ選手組(ロシア)と対戦する。
両選手は2006年の全豪オープンとウィンブルドン選手権で優勝。鄭選手は今年のウィンブルドンのシングルスで中国女子初の4強入りを果たした。2人とも被災地救援に役立ててもらおうと、全仏オープンなど3大会で獲得した賞金を義援金として送っている。
08月14日(木)10:29
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