準備不足が苦戦の影響? 若いバレー男子、3連敗
【北京15日共同】バレーボール男子の日本は14日、中国にフルセットの末に敗れて1次リーグA組で3連敗を喫し、同組4位以上が条件の準々決勝進出が困難になった。1992年バルセロナ五輪以来の出場で悪戦苦闘するのは、若いチームが必要な準備期間が短かったからという。
5-6月の五輪世界最終予選でイタリアとともに最後の北京行きを決めた。本番までわずか2カ月だったが、国際大会のワールドリーグに出るなど時間を取られ、全員が集まって合宿できた日数は少なかった。植田辰哉監督は「準備をしっかりして結果を残すチームなのに」と渋い表情だ。
北京に入ってからは練習時間の度重なる変更に悩んだ。松本慶彦(NEC)は「ペースが乱れた」と不満を募らせた選手たちの気持ちを代弁した。主将の荻野正二(サントリー)以外は五輪初出場で、大会を取り巻く雰囲気に慣れることができていない。実力のあるチームなら問題にしないが、日本は「ぎりぎりで五輪に出た」(植田監督)だけに、影響が出た。
あと2試合ある1次リーグで、今後に向けて何を手にするか。同監督は「大事な試合が続く。最後はチーム一緒になって戦いたい」と話した。
08月15日(金)03:09
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