党指導部が演出に口出し 五輪開会式、画家が証言
【北京16日共同】16日までに発売された中国紙、南方週末最新号によると、北京五輪開会式で披露された「歴史絵巻」のアトラクションの演出を担当した中国の画家、陳丹青氏は同紙に対し、共産党指導部の意向によって演出家の計画がたびたび変更させられたことを明らかにした。
開会式のアトラクションについて指導者がどれだけ意見を出したかとの質問に対して陳氏は「中南海(党・政府所在地)の人が昨年初春、計画を聞いて意見を出した。今年7月16日、(指導者が)リハーサルを見に来た。多くの意見が出され、変更しなければならなかった」と述べた。
また、アトラクションに使うために提案した絵画の90%が採用されず、「とても残念だった」と表明。別の演出担当幹部も多くの提案が却下されたという。
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