「五輪妨害、破壊が目的」 新疆の襲撃で中国当局者
【北京16日共同】中国国家民族事務委員会の呉仕民副主任は16日、新疆ウイグル自治区で発生した一連の襲撃事件について「北京五輪を妨害し、破壊するのが目的の一つ」と述べた。同日行われた記者会見後に記者団に語った。
呉氏は、犯行グループの目的として、北京五輪の妨害以外に「社会秩序を破壊し、国家統一にダメージを与えること」を挙げ、法律に従って解決に当たると強調した。
記者会見で呉氏は、事件を「暴力テロ事件」と強く非難した。
同委員会政策法規局の毛公寧局長は「ごく少数の者による犯罪行為にすぎず、民族宗教問題ではない」と指摘し「反テロ(政策)は中国の民族関係に影響しない」と述べた。
同自治区カシュガルでは4日、武装警察部隊が襲撃され警察官16人が殺害されたほか、クチャ県で公安施設が襲われるなど事件が相次いでいる。
国家民族事務委員会は、少数民族政策を担当する国務院(政府)の一部門で、事件捜査には直接にはかかわっていない。
08月16日(
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