土俵際で踏ん張る 10位に浮上の中川

21歳が土俵際で踏ん張った｡4回目の試技に失敗して決勝進出ﾗｲﾝの12位まで落ちた中川は､最後の高難度のひねり技で10位に浮上｡最低目標に掲げた決勝進出を決め｢うれしい｡(最後の試技は)思い切りいった｣と声を弾ませた｡

序盤2回は60点台を並べて無難に滑り出したが､4回目の前逆宙返り技は踏み切る力が弱く､回転し切れず50点を割った｡そこから国際舞台を踏んできた経験が生きた｡友人の米国選手の明るさに刺激を受けたそうで｢前向きに､大丈夫だと言い聞かせた｣と笑った｡

決勝は｢自分のﾍﾞｽﾄを出せば絶対に350点は取れる｣と1けたの順位を目指す｡(共同)

08月21日(木)13:19

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