朝原「すごいことやった」 メダルのリレー4人が会見
【北京23日共同】北京五輪陸上男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した4人のメンバーが、レースから一夜明けた23日に記者会見し、アンカーの朝原宣治(大阪ガス)は「すごいことをやった感じで、感動している」と喜びをかみしめた。

トラック種目でのメダル獲得は日本勢にとって80年ぶりで、男子では史上初という快挙。第1走者の塚原直貴(富士通)は「興奮で一睡もできなかった」という。第3走者の高平慎士(富士通)は「夢かと思うぐらい」と笑い、第2走者の末続慎吾(ミズノ)は「メダルの瞬間が日本短距離の新たなスタート」とさらなる飛躍を誓った。

昨年の世界選手権(大阪)で5位に入ったときと同じメンバー。最後の五輪となる36歳の朝原の花道を飾ろうと、団結した。高平は「きのうは気持ち良くバトンを渡せた。魂をつないだ」と胸を張り、末続は、朝原が抜けた後も「リレーを日本の伝統として、また(強いチームを)つくっていきたい」と意欲をのぞかせた。

今季はあと2試合にエントリーしているという朝原は、9月23日のスーパー大会の100メートルが「(現役)最後かもしれない」と示唆。「きっちり調整して、この4人で走りたい」と個人での真剣勝負を楽しみにしていた。

08月23日()18:20
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