「なでしこ」6日夕初戦 会場周辺、頻繁に巡回警備
【秦皇島(中国河北省)6日共同】北京五輪のサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が6日午後5時(日本時間午後6時)から、日本勢のトップを切って秦皇島五輪センター体育場でニュージーランドと対戦し、8日の開会式を待たずに競技がスタートする。
人口約270万人の秦皇島市は渤海に臨む観光都市。海に近い試合会場周辺は普段、地元住民の憩いの場になっているが、6日は警備担当者が頻繁に巡回。車両の乗り入れも制限され、市内の一部ではタクシーの検問も実施された。
午前9時、会場で当日券を含むチケット販売が始まると、地元の人たちが早速購入。大学で観光学を学んでいる女子学生(23)は「9日の日本-米国戦のチケットを買った。日本と中国は関係が難しいところもあるが、わたしは日本語を勉強していて日本が好きで、試合が楽しみ」と話した。
スタンドで応援する選手の家族らは6日未明に現地入り。宮間あや選手(23)の父文夫さん(54)は「とにかく、勝ち点3を挙げてほしい」とエールを送った。一方で、北京五輪組織委員会が大きな旗や横断幕による応援を制限すると伝えられ「選手名の入った横断幕を持ってきたけど会場に持ち込めるだろうか」と心配そうだった。
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