プレゼン禁止の意見も 東京の招致活動に影響か
【北京6日共同】国際オリンピック委員会(IOC)総会は6日、北京で開かれ、IOC委員による五輪招致都市への訪問復活を求める声や、来年6月に開かれる説明会でのプレゼンテーション禁止を促す意見など、2016年五輪招致を目指す東京の計画に影響のあるテーマが相次いだ。

招致都市訪問はイムラン委員(マレーシア)が「プレゼンの良しあしとロビー活動だけで決まるのではなく、各都市の雰囲気やにおいにじかに触れたい」と提案した。説明会は東京、シカゴ、リオデジャネイロ、マドリードの4都市とIOC委員をスイスのローザンヌに集めて開かれる。リーディー委員(英国)が「高価なビデオを制作すれば出費がかさむだけだ」と実施に反対した。

かつて腐敗の温床となった招致都市訪問は、ロゲ会長に「既に過去の話。02年の総会で廃止を確認している」とあっさり否定されたが、説明会の内容は「まだ検討中」(フェリ五輪統括部長)という。東京招致委員会の河野一郎事務総長は「せっかく集まるならプレゼンはやった方がいい」と希望した。

08月06日(水)19:17

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