五輪覇者のビザ取り消し 北京に出発直前に
【北京6日共同】2006年トリノ冬季五輪スピードスケート金メダリストのジョーイ・チーク氏(米国)が北京へ渡航するための入国ビザを出発直前に取り消されたと6日、AP通信が伝えた。同氏は「一度出たビザが後から取り消されるとは思わなかった。大きなショックだ」と語った。

チーク氏は五輪の報奨金をアフリカ難民救済のために寄付するなど現役時代から人権問題に関心が高く、引退後はスーダンのダルフール地方の紛争解決を呼び掛けている。国際オリンピック委員会(IOC)のデービス広報部長は「一般市民としての渡航であり、中国政府が管理するビザ発給についてIOCはコメントする立場にない」と述べた。

08月06日(水)23:16

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