万里の長城に聖火北京､厳戒続く

【北京7日共同】北京五輪に向けた北京市での聖火ﾘﾚｰは2日目の7日､世界遺産に指定されている万里の長城｢八達嶺｣で始まった｡新疆ｳｲｸﾞﾙ自治区での警官隊襲撃事件に加え､6日にはﾁﾍﾞｯﾄの民主化などを求める英米人が拘束される事件も起きただけに､中国当局は引き続き厳戒態勢で臨んだ｡

7日は北京市郊外の昌平区､懐柔県､密雲県など7ｶ所と､同日の最終地点となる市内の地壇公園にそれぞれ設定された“ﾐﾆ･ﾙｰﾄ"(計14.57ｷﾛ)を268人の走者が走る｡各ﾙｰﾄ間は､6日と同じように車で聖火を移送する｡

7日のﾘﾚｰは､戦闘機のﾃｽﾄﾊﾟｲﾛｯﾄとして国内で人気が高い空軍ﾊﾟｲﾛｯﾄ､李中華氏(46)が第1走者｡各ﾙｰﾄでは地元の行政関係者､共産党幹部､警察官らが聖火をともしたﾄｰﾁをﾘﾚｰする｡

08月07日(木)08:18

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