成功収めることができた開会式演出の張芸謀総監督

【北京9日共同】北京五輪開会式終了後の9日未明､同五輪組織委員会が記者会見し､演出の総監督を務めた中国人映画監督の張芸謀氏は｢成功を収めることができた｡映画と違って生放送は失敗が許されない｡(李寧氏が)聖火を持ちながら空中で難しい動きを続け､聖火台に点火する場面が一番ﾅｰﾊﾞｽになった｣と述べ､式典が無事に終了したことに安堵(あんど)の表情をのぞかせた｡

ﾊｲﾃｸとﾏﾝﾊﾟﾜｰを駆使し､中国5000年の歴史､文化を流れるように絵巻で再現したｱﾄﾗｸｼｮﾝについては｢演出などにかかわって約3年間｡中国文化の象徴になるようなﾕﾆｰｸなものとして絵巻はずっと頭にあった｡外国選手も中国に来たなら中国らしいものを見たいと思うだろうし､中国が外に目を向けていることも示したいと思ってきた｣と話した｡

陳維亜･副総監督は四川大地震の被災地の小学2年で｢英雄少年｣とたたえられている林浩君を中国の旗手､姚明選手と一緒に歩かせた理由について｢彼は自分の手で何人かの命を救った素晴らしい子どもだからだ｣と説明した｡

08月09日(土)10:00

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