農村を人材源に「金」連発 重量挙げで圧倒の中国
【北京14日共同】北京五輪の重量挙げは13日に前半の男女計9階級が終了し、中国勢が計7階級に出場して金メダル6個、銀メダル1個と圧倒している。選手のほとんどは発展の遅れた農村の出身者。人材源として9億人もの農民人口を抱える中国が、その強みを発揮している。

中国の重量挙げは「金メダルを取れるかどうかが問題ではなく、誰に取らせるかが問題」(中国紙)というほどレベルが高い。出場人数に制限があるため優勝を争える階級にしか選手を出さず、男子62キロ級金メダリストの張湘祥も、五輪直前まで出場できるか分からなかったという。

「なぜ中国はそんなに強いのか」との質問に、張は「選手の忍耐力と努力」と答えた。「重量挙げ大国」が農村のハングリー精神に支えられていることは、中国人も認める。加えて国家による選手強化システムがある。

中国紙、中国体育報も「重量挙げの起源は欧州だが、欧州の中産階級は重量挙げなどしない。途上国の農村の子どもが貧困生活から抜け出すために選ぶ」と指摘する。

中国の農村は機械化が遅れ、農業に将来は見えない。女子48キロ級を制した広東省出身の陳燮霞は500万元(約8000万円)以上の報奨金が確実。平均年収が1万元に満たない中国の農村では途方もない額で、地元の村は“農村ドリーム"の実現に沸き返っている。

08月14日(木)07:02

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