土佐、中村が北京入り 「力の限りを出せれば」
【北京14日共同】北京五輪で日本の5大会連続のメダルを狙う女子マラソンの土佐礼子(三井住友海上)と中村友梨香(天満屋)の代表2選手が14日、それぞれ成田空港と関西空港から北京入りした。昨年の世界選手権(大阪)で銅メダルを獲得した32歳の土佐は「いつもの自分を出したい」と落ち着いた表情で話した。
12日には前回女王の野口みずき(シスメックス)の欠場が発表されたばかり。土佐は「同じアスリートとしてけがで出られないのは一番つらいと思う」と気遣った。自身の体調は「いつもと変わらない」と淡々と述べたが、引き締まった表情に順調な調整ぶりがうかがえた。
前回アテネ大会は5位。持ち味の粘りは健在で「力の限りを出せれば」と17日のレースに向けて意気込んだ。
22歳で初の五輪となる中村は、チームメートで補欠を解除された森本友と一緒に、土佐より一足早く到着した。日本オリンピック委員会(JOC)が取材制限を敷く中、報道陣が押しかけ、混乱する一幕もあったが、武冨豊コーチは「状態はいい」と手応えを語った。
女子マラソン代表の記者会見は15日に行われる。
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