16日にドイツと準決勝 卓球男子、初のメダル懸け
卓球男子団体の日本は16日にメダルを懸けてドイツと準決勝を行う。1988年ソウル大会から五輪で行われている卓球で日本はまだメダルなし。19歳の水谷隼、21歳の岸川聖也(ともにスヴェンソン)の若手に、中国出身の29歳、韓陽(東京アート)を加えた3人は格上の香港戦を含め9連勝と勢いがある。
6位のボル、14位のオフチャロフ、40位のズースと個々の世界ランキングは日本より上。シングルスでボルに勝つのは難しく、日本は水谷、岸川組のダブルスで確実に勝ちたい。2人はドイツでプレーし、相手を熟知している。ボル不在だったが、ことしの世界選手権団体戦では作戦が当たってドイツに勝った。
運に恵まれた。準決勝の抽選で最強の中国ではなく、ドイツを引き当てた。宮崎義仁監督は3選手での戦いのため、「3本の矢」の逸話で知られる毛利元就にゆかりの深い広島の清(すが)神社のものなど2つのお守りを持ってきた。「神頼みが抽選の対策」と笑い、その後で「いい組み合わせでも勝たないとまったく意味がない。中国以外には負けられない」と引き締まった顔になった。(共同)
08月15日(金)16:42
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