｢申し訳なく思う｣と劉翔復帰への決意も表明

【北京19日共同】19日の新華社電によると､18日の北京五輪陸上男子110ﾒｰﾄﾙ障害1次予選をけがのため直前に棄権した中国の国民的英雄､劉翔選手(25)が19日朝の中国中央ﾃﾚﾋﾞで｢申し訳なく思う｡何とか頑張ろうと思ったが､できなかった｡必ず復帰する｣と述べた｡

ｱﾃﾈ五輪金ﾒﾀﾞﾙの同選手は､地元での2連覇達成が期待されたが､右ｱｷﾚｽけんを痛めてｽﾀｰﾄの直前に棄権した｡｢ｳｵｰﾐﾝｸﾞｱｯﾌﾟからおかしかった｡足が持ちこたえられないと分かっていた｡ｼﾞｮｷﾞﾝｸﾞするだけで痛かった｣と状況を説明｡｢2週間前には12秒9台で走れた｡どうしてこうなったか分からない｣と述べた｡

劉翔選手の突然の棄権には､中国のｳｪﾌﾞｻｲﾄ上などで強い批判の声が上がっている｡同選手は｢自分は簡単にやめるような人間ではない｡もし走れば､けんが危なかっただろう｡今の気持ちをどう表現していいか分からない｣と訴えた｡

08月19日(火)13:28

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