ブラジルに回復困難な傷 五輪サッカーでメディア
【リオデジャネイロ19日共同】南米のサッカー王国をともに自負する強豪アルゼンチンとブラジル。19日の北京五輪準決勝で宿敵ブラジルを3-0で下し連覇に王手をかけたアルゼンチンでは、スポーツ紙オレ(電子版)が「完全無欠の勝利。(ブラジルの)ドゥンガ監督とチームに回復困難な傷を残した」と報じるなど喜びに沸いた。
国営通信TELAMも「忘れられない勝利。多くのつらい敗北の後に、アルゼンチンがブラジルをしのぎ、黄金の夢に近づいた」と絶賛。23日の決勝で対戦するナイジェリアには1996年のアトランタ五輪決勝で惜敗しただけに「サッカーには常にリターンマッチがあるものだ」(オレ紙)と雪辱を期した。
一方、悲願の五輪金メダルを目指したブラジルでは「夢はまたもおあずけ」(グロボ紙)と虚無感が漂った。同紙は、オーバーエージ枠で参加したロナウジーニョについて「ゴールへの執着心では(アルゼンチンの)メッシの方が上だった」と分析した。
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