異例の武術大会始まる 印象は五輪競技
【北京21日共同】北京五輪でハンドボール会場の一つとなっている北京市北部の五輪センター体育館を使った武術の国際大会「北京武術大会」が21日、4日間の日程で始まった。
武術は北京五輪の実施競技ではないが、中国側の強い要望で、五輪期間中に五輪会場を使用する異例の形の大会開催を国際オリンピック委員会(IOC)が承認した。会場の飾り付けはほぼ五輪用のままで、五輪のボランティアがそのまま働くなど、北京五輪の一部のような印象だ。
武術の国際的な普及を目指す中国側は当初、公開競技での実施を求めたが、五輪肥大化抑制の方針を取っているIOCに却下された。しかし参加選手、役員の選手村入村を認めさせるなど、半ば強引に“五輪競技"として実施した。
大会には43カ国・地域から128選手が参加する。
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