「日本育ち」ワンジル、マラソンV 目標のメダル数に届かず
【北京24日共同】北京五輪最終日の24日、7競技を行い、302種目すべてのメダルが決まった。陸上の男子マラソンは21歳のサムエル・ワンジル(ケニア)が2時間6分32秒の五輪新記録で優勝し、ケニア選手で初めてマラソンの金メダルを獲得した。ワンジルは仙台育英高(宮城)に留学し、トヨタ自動車九州に所属していた。
尾方剛は13位、佐藤敦之(ともに中国電力)は76位と振るわなかった。
日本のマラソンは女子の中村友梨香(天満屋)が13位、土佐礼子(三井住友海上)は途中棄権。男女ともに入賞を逃したのは、1984年ロサンゼルス五輪で女子が採用されて以降初めてとなった。
今大会、日本選手団のメダルは金9、銀6、銅10の総数25。「金2けた、総数30以上」の目標に届かなかった。
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