「全力で戦った」と総括 福田団長らが帰国会見
北京五輪に参加した日本選手団の本隊が25日に帰国し、記者会見した福田富昭団長は金9個を含む25個のメダル獲得に「全力で戦った。大変いいということではないが、悪いというほどでもない」と総括した。

福田団長は2016年五輪の東京招致に関連し「東京に来るなら、次のロンドン五輪では(メダル獲得で)好位置につけなければいけない」と話した。東京都北区にナショナルトレーニングセンター(NTC)が誕生し、選手強化の拠点としての役割を果たしているが、日本オリンピック委員会(JOC)の選手強化本部長でもある同団長は、スポーツ省(庁)の設立などを含めた国策での強化に期待を寄せた。

福田団長は24日に北京で行った記者会見で、選手村に入らずに惨敗した野球やマラソン陣を批判したが、この日の会見では言及しなかった。

主将を務めた柔道男子の鈴木桂治(平成管財)は自身が不本意な結果に終わったが「主将として五輪に行ったことを誇りに思う」と胸を張った。開会式で旗手となった卓球女子の福原愛(ANA)は「一生忘れられない貴重な体験をした。人としても、アスリートとしても成長したい」と話した。

26日には都内で解団式を行う。

08月25日(月)22:40

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