02/12 07:44

リュージュの五輪では常に王者ハックルの陰に隠れてきた。
しかし、ツェゲラーの実力に疑問を投げかけるものはいない。
世界選手権で3度優勝。
ワールドカップ(W杯)でも昨季まで2季連続、通算3度の総合優勝に輝いた。
ハックルは大会前にはっきりと、「いま、一番強いのはツェゲラーだ」と言っていた。
自動車のF1のドライバーに小柄な選手が多いように、俊敏で繊細な操作を要求されるリュージュでも小柄な選手は多い。
その中で181センチ、79キロのツェゲラー体は際立つ。
長い腕と大きな手を生かして氷をかきながら進むスタートは、ダイナミックで大きな武器だ。
2日間で4回戦の合計タイムで争うレース。
1回戦から1位、2位、2位、1位と安定して好タイムをたたき出した。
「トラックはものすごく硬くて難しい。
特にスタート直後のカーブの連続で少しでも気を緩めると、理想的な滑走ルートを外してしまう。
いかにコンスタントに4回をまとめるかがポイントだった」。
この言葉に、技術の高さに対するプライドがのぞいた。
敗れたものの、冬季五輪史上初の5大会連続のメダルを獲得したハックルから賛辞が贈られた。
「ツェゲラーは実力を出した。
真の五輪チャンピオンだ」--。

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