02/18 18:04

まさに人気映画「クール・ランニング」のタイトル通りの快走だった。
17日の男子ボブスレー2人乗り4回戦で、カリブ海の南国ジャマイカが、五輪会場トラックのスタート新記録を樹立した。
そりを2人で全力で押す距離は約50-60メートル。
ボブスレーはここが唯一力で加速できる範囲で、この間のタイムが重視される。
そりの操縦役のワットは「4秒78」と記された公認証を誇らしげに手にした。
五輪という大舞台での記録更新。
これまでは物珍しさと映画の影響で注目を集めたが、この日は違った。
そりを押す役目のブラウンはわずか5秒、30歩にも満たない世界の争いを制し、「プッシュ(そりを押すこと)ではぼくらが絶対一番」と興奮した。
スプリント力には定評があった。
そりを押す練習なら、氷のコースがなくてもできる。
今季開幕前に行われた、そりを押すタイムだけを争う陸上での世界プッシュ選手権で2連覇。
元陸上選手をそろえるジャマイカ勢の瞬発力は抜群だ。
しかし、深刻な一面もある。
不況などの影響でスポンサー難に陥っている。
3大会連続出場のワットは「スポンサーがつかない。
これでぼくらの力を認識してほしい」。
資金不足で今シーズンは4大会しか出場できず、今大会は4人乗りには参加できなかった。
最終順位は28位に終わった。
だが、ワットは「そりの用具がしっかりしていれば20位以内に入れるんだ」。
支援企業が現れて氷上トレーニングさえ積めば、滑りも“クール"になるだろう。

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