02/18 19:53

今大会の新種目、女子ボブスレー2人乗りの優勝候補は、すでに五輪で2個のメダルを持っている。
ドイツのパイロット(操縦役)、スージー・エルトマンは、1992年アルベールビル五輪からリュージュで3度連続出場。
同大会で銅メダル、94年リレハンメル五輪では銀メダルを獲得。
「リュージュを10年やって、たくさんのメダルがある。
意欲がなくなった」と、五輪で採用が決まったボブスレーに転向した。
女子の歴史は浅い。
ワールドカップ(W杯)が行われたのは、長野五輪後の98-99年シーズンから。
リーダーとなったのは、エルトマンらリュージュからの転向組だった。
187センチ、77キロの体格を生かした豪快な滑りを見せる。
今季のW杯は8レースで3勝し、2位が5回。
最大のライバルは、5勝したサンドラ・プロコフがパイロットの同じドイツチームだ。
リュージュでは手にすることができなかった、五輪の金メダルを狙う。
不安は、今季はパートナーを組むブレーカー(後方に乗る選手)が固定されず、4人が務めたことか。
初代女王の座を射止めれば、自慢の長い髪をなびかせて笑顔を見せるはずだ。

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