02/19 15:04

【ソルトレークシティー18日共同】54年ぶりに採用されたそり系種目、スケルトンが20日、開催される。
男子は今季のワールドカップ(W杯)5戦4勝のグレゴール・シュテーリ(スイス)に、地元期待のクリス・ソールら米国勢が挑む。
日本のエース、越和宏(ホクト産業)がこのメダル争いにどう絡むかも、注目される。
そりに腹ばいになって、頭から氷のコースを滑り落ちるこの競技では、スタートの加速がカギ。
シュテーリは、爆発的なダッシュが持ち味。
五輪会場は技術よりスピードに乗って滑る選手に有利で、金メダルの最有力候補だ。
技術で挑むのはソール。
今季は5戦すべてで表彰台に立った。
五輪会場も滑り慣れており、シュテーリは「優勝候補は米国勢」と話す。
W杯で昨季総合2位の越は、今季は最高6位、総合12位と低迷。
技術は世界一と称されるが、苦手のトラックをどう攻略するか。
「五輪は新しいシーズンのつもり」と切り替え、改良中の自然な滑りで金メダルを目指す。
パワーのある稲田勝(松田産業)には有利なトラック。
2回ともミスを最小限に抑えれば、トップ10入りも夢ではない。
女子は混戦で、今季のW杯総合優勝のアレックス・クーンバー(英国)と同2位のマヤ・ペデルセン(スイス)の争いか。
中山英子(信濃毎日新聞)は体調も戻り、入賞も十分可能性がある。

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