02/21 09:43

ノルウェーのアンカーとしてゴールした。
バイアスロン男子30キロリレーの優勝を決めたビョルンダーレンは、歓喜の雄たけびを挙げ、ストックを握り締めた両手を、何度も空へ突き上げた。
雪の舞う五輪公園。
ノルウェー国旗の赤い小旗の群が祝福した。
「自分にとって収穫の多いオリンピックだった。
格別の思いだ」。
4種目すべて金メダル。
その喜びを素直に表現した。
今大会最後の戦いは、少し苦しんだ。
射撃の調子がよくなく、ペナルティーは3。
途中で転倒もあった。
「前を滑る人に左へ寄るように言ったのに寄らなかった。
ロスは10秒くらいだったけど」と話す。
「でもきょうはチームのみんながよくリードしてくれた。
僕はヒーローなんかじゃないよ」。
謙虚な男は、メンバー全員への感謝を忘れなかった。
10歳でバイアスロンを始め、抜群の走力を武器に、ここ5年ほどは世界のトップクラスを維持し続ける。
だが、1998年の長野五輪で10キロを制したものの、ワールドカップ(W杯)の総合順位は2年連続で2位。
ソルトレークシティーでの“大爆発"は、そんなうっぷんを晴らすものだった。
今大会は6位に入った9日の距離30キロフリーを足慣らしに、20キロ、10キロ、12・5キロ追い抜き、そしてリレーと勝ちまくった。
12日間で5レースをこなし、4勝した。
“北欧の鉄人"は「普段はあまり意識しないんだけど、やっぱり金メダルはいいね」と満足感に浸っていた。

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